「SEO効果測定って何を見ればいいの?」
「どのくらいの頻度で測定すべき?」
「おすすめのツールを知りたい」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
結論からお伝えすると、SEO効果測定とは自社が行っているSEO対策の効果が出ているかどうかを定期的に測定することです。サイトを立ち上げて3〜4ヶ月後から毎月1回程度の頻度で実施し、検索エンジン経由の流入数やコンバージョン数など複数の観点から評価することが望ましいです。
この記事では、SEO効果測定の概要から見るべき6つの重要指標、推奨ツール、測定手順まで、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- SEO効果測定とは何か
- 効果測定を行う時期と頻度
- 見るべき重要な6項目
- 効果測定に使用するツール
- 効果測定の手順とポイント
SEO効果測定とは?

SEO効果測定とは、自社が行っている「SEO対策(検索エンジン最適化)」の効果が出ているかどうかを定期的に測定することです。
GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどを使って、検索エンジン経由のアクセス数が伸びているかやコンバージョンが上がっているかなど、複数の観点から定量的・定性的に評価するのが望ましいです。
定期的に計測して現在地や問題点を確認することで、今後のSEO対策にさらに活かすことができます。
適切な効果測定ができていないと:
- 効果的なSEO対策ができているのか判断できない
- 「なかなか上位表示しない」「コンテンツを有効活用できていない」と漠然とした悩みを抱えたまま運用することになる
SEO効果測定を行う時期

サイトを立ち上げて3〜4ヶ月後ぐらいから、毎月1回程度の頻度で実施することが望ましいです。
「3ヶ月〜4ヶ月後から」としている理由は、立ち上げ当初や最初の数ヶ月はアクセスがそれほど集まらないためです。
効果測定を行うタイミング:
- 毎月決まった時期に実施
- 新規ページを追加した場合
- 既存ページをリライトした場合
毎日や毎週など頻繁に効果測定をしても、短期的な変動を見てもあまり意味がなく、一時的な変化に一喜一憂する羽目になるためおすすめではありません。
サイトを新規で立ち上げた場合、検索エンジンからの流入数が上がってくるまでには4ヶ月〜半年程度の時間がかかることが一般的です。月間10万PV達成までにかかった期間が平均4.3ヶ月というデータもあります。
SEO効果測定で見るべき重要な6項目

見るべき指標の優先度
- 重要:検索エンジン経由の流入数、コンバージョン数
- 標準:キーワードごとの検索順位、被リンク数・ページランク
- 補足:キーワードごとのクリック率(CTR)、エンゲージメントに関する指標
指標1:検索エンジン経由の流入数(毎回見るべき指標)
SEO効果が出ているかどうかを見るには、検索エンジン経由の流入(=自然検索)がどのくらい増えてきているかを見る必要があります。
確認方法(Googleアナリティクス):
- Googleアナリティクスにログイン
- 【レポート>集客>トラフィック獲得】をクリック
- 「Organic Search」が検索エンジン経由でサイトに辿り着いたユーザーの数
分析ポイント:
- 検索エンジン経由の流入数が着実に伸びてきているかを確認
- 設定したKPIの目標値に達しているかを確認
検索エンジン経由の流入数がなかなか伸びてこない場合は、各ページの検索順位を確認して、コンテンツの質が評価されているかをチェックする必要があります。
指標2:コンテンツ経由のコンバージョン数(毎回見るべき指標)
コンバージョンとは、資料のダウンロードや商品の購入、サービスの問い合わせなど、サイトの最終的な目的に到達したことを指します。
いくら検索順位が上がって多くの人に記事を読んでもらっても、コンバージョンに繋がらなければSEOの効果が出ているとは言えません。
1回目の訪問ですぐにコンバージョンに至るとは限らないため、「コンバージョンに至ったユーザーが、どのページを以前に見ているか」を慎重に分析することが大切です。
確認方法(Googleアナリティクス):
- Googleアナリティクスにログイン
- 【データ探索>新しいデータ探索を開始する】をクリック
- 「セグメント」を新規作成して、取得したいコンバージョンを設定
- コンバージョンを行ったユーザーが過去に見たページが多いもの順に表示
コンバージョンページへの送客が多いページが把握できたら、そのページを中心に改善を行います。より送客につながる導線やリンクを設置することで、コンバージョン率を高められる可能性があります。
指標3:キーワードごとの検索順位
検索結果の1位に掲載されているコンテンツと10位に掲載されているコンテンツでは、1位のコンテンツの方が圧倒的にクリックされます。検索結果1位と10位では、クリック率に10倍以上の差があります。
確認方法(検索順位チェックツールGRC):
- パソコンから「検索順位チェックツールGRC」をインストール
- メイン画面の「編集」→「項目新規追加」を選択
- 順位を調べるサイト名、URL、キーワード(検索語)を入力
- 「実行」→「順位チェック実行」でキーワードごとの検索順位が表示
検索順位が低い場合は、公開して3ヶ月以上経過している記事のリライトに着手します(新規ドメインの場合は半年以上)。順位が高く重要度の高いコンテンツから見直しを行いましょう。
指標4:被リンク数・ページランク
検索結果での上位表示を実現させるためには、一定の被リンク数を獲得していることや一定以上のページランクが必要になるケースが多いです。
Googleは「200以上の要素と、PageRank™アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています」と述べています(Googleが掲げる10の事実)。
注意点:
- 被リンクが多ければ良いという訳ではない
- 質の高い被リンクを得ることが重要
- 「リンクをお金で買う」という行為は逆にペナルティに該当する
- 必要なページランク及び被リンクの値には絶対的な数があるわけではなく、相対的な尺度で考える必要がある
確認方法(Ahrefs):
- Ahrefsに登録してログイン
- 【Dashboard>被リンク】をクリック
- サイトのドメインレーティングや被リンク数を確認
競合サイトをベンチマークにして、競合サイトのページランク(Ahrefsでは「ドメインレーティング」)を目標にすると良いでしょう。
指標5:キーワードごとのクリック率(CTR)
検索順位は良いのにクリック率が悪い場合、タイトルの付け方が悪かったり、記事の方向性・言葉の選び方が間違っていたりする可能性があります。
検索順位と平均CTRの関係:
- 1位:30%程度
- 2位:15%程度
- 3位:9%程度
- 4位〜5位:4%〜6%程度
- 6位〜8位:2%〜3%程度
- 9位〜20位:1%台
確認方法(Googleサーチコンソール):
- Googleサーチコンソールにログイン
- 【検索パフォーマンス】をクリック
- 表示回数順や掲載順位順などを切り替えて、分析を行う
表示回数が多いのにCTRが低いクエリや、掲載順位は上位なのにCTRが低いクエリを確認し、原因を追究してリライトなどの対策を行います。
指標6:エンゲージメントに関する指標
Googleアナリティクスにおける「エンゲージメント」とは、その記事(ページ)に対して何らかの反応があった割合のことです。
エンゲージメントがあったセッションとは:
- 10秒を超えて継続したセッション
- コンバージョンイベントが発生したセッション
- 2回以上のページビューもしくはスクリーンビューが発生したセッション
確認方法(Googleアナリティクス):
- Googleアナリティクスにログイン
- 【レポート>集客>ユーザー獲得】をクリック
- 「Organic Search」の欄で、「エンゲージメント率」や「平均エンゲージメント時間」を確認
SEO効果測定に使用するツール

Googleアナリティクス(無料/導入必須)
Googleが提供している無料の分析ツールです。
機能:
- 基本レポート:ユーザー属性や流入経路、ページ別の閲覧数やエンゲージメント時間など
- 探索レポート:カスタマイズして自分が行いたい詳細な分析を行える
Googleサーチコンソール(無料/導入必須)
Googleが提供している無料の分析ツールです。検索結果でのパフォーマンスが把握できるところが大きな特徴です。
確認できる項目:掲載順位や表示回数、クリック率(CTR)、被リンクの確認、クローラーの巡回数、コンテンツが正常にインデックスされているか、セキュリティ上の問題の検出
Ahrefs(有料/必要に応じて導入推奨)
Google公式ではないサードパーティー製の有料ツールです。日本語にも対応しています。
機能:被リンクや検索順位の分析、競合分析やキーワード選定、Googleサーチコンソールと連携可能
月額19,900円(ライトプラン)から。本格的にSEO対策をしたい場合に導入を検討しましょう。
検索順位チェックツールGRC(無料~/必要に応じて導入推奨)
Google公式ではないサードパーティー製のツールです。キーワード単位での検索順位を調査できます。
機能:キーワードを登録しておくことで自動で順位を追うことができる、Google、Yahoo、Bingの順位も調査可能
無料版で3URL・10キーワードまでの順位確認が可能です。
SEO効果測定の手順

手順1:SEO効果測定ツールを導入して適切に設定する
基本的には、無料で使用できるGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールがあれば、おおよそのSEO効果測定ができるようになります。
手順2:定期的に効果測定を行う
1ヶ月に1回SEO効果測定を実施します。毎月スケジュールを決めてしまうと忘れずに実行しやすいです。
手順3:効果測定結果を分析する
分析のポイント:
- 各項目ごとに以前のデータと比較する:短期間でSEO対策の成果を判断しないように、広い視点で比較する
- 全ての項目を踏まえてサイトの状態を評価する:1つのSEO対策が複数の項目や要因に作用することがある
- 評価するべき点と改善点を書き出す:具体的な改善点を見つけることで今後のSEO対策に活かせる
手順4:改善するべき点を把握しSEOに活かす
具体的にはいつまでにどのような施策をするのか示し、改善できるようにします。
SEO効果測定をするときの3つのポイント

ポイント1:継続して測定する項目を明確にする
何となく検索順位を見ている、コンバージョン率を見ているだけでは、SEO対策を最適化することにつながりません。
測定項目を決めて、毎月決まったタイミングで必ずSEO効果測定をする習慣を付けて、データを蓄積していきましょう。
ポイント2:SEOの効果が出るまでには時間がかかるケースがある
1年ほどかかり、何らかの変化が見えてくることもあります。SEO効果測定を開始した当初は大きな変化がなくても焦らないでください。
伸び悩む場合の確認事項:
- 目標コンテンツ数の目安:サイト公開から半年で60本、年間で120本
- クローラーの巡回数:半年後に平均150〜200回/日
ポイント3:サイトやコンテンツの目指すところを明確にする
明確なゴールがないとSEO対策の良し悪しが判断できなくなります。
サイトやコンテンツのゴールの設定、サイトやコンテンツのゴールを評価するための判断基準・指標をあらかじめ決めておくと、有意義なSEO効果測定ができます。
よくある質問(FAQ)
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Q. 効果測定はいつから始めるべき?
A. サイトを立ち上げて3〜4ヶ月後から始めるのが望ましいです。立ち上げ当初はアクセスが少ないため、データが十分に集まってから測定を開始しましょう。
Q. 効果測定の頻度はどのくらい?
A. 毎月1回程度が望ましいです。毎日や毎週では短期的な変動に一喜一憂することになり、あまり意味がありません。
Q. 無料ツールだけで効果測定はできる?
A. はい、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールがあれば、おおよそのSEO効果測定ができます。本格的にSEO対策をしたい場合はAhrefsなどの有料ツールを検討しましょう。
まとめ:定期的な効果測定でSEO対策を改善しよう

この記事では、SEO効果測定の概要から手順まで解説しました。
重要ポイント:
- SEO効果測定はサイト立ち上げ3〜4ヶ月後から開始
- 毎月1回程度の頻度で実施
- 検索エンジン経由の流入数とコンバージョン数は毎回見るべき
- GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールは導入必須
- 効果が出るまでには時間がかかるケースがある
見るべき重要な6項目:
- 検索エンジン経由の流入数
- コンテンツ経由のコンバージョン数
- キーワードごとの検索順位
- 被リンク数・ページランク
- キーワードごとのクリック率(CTR)
- エンゲージメントに関する指標
次のステップ:
- GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを導入する
- 測定する項目と頻度を決める
- サイトのゴールと評価基準を明確にする
- 毎月決まった時期に効果測定を実施する
SEO効果測定を継続することで、現在地や問題点を把握し、今後のSEO対策に活かすことができます。まずはツールを導入して、定期的な測定を始めましょう。

