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n8n × ChatGPT連携ガイド|AIで業務を自動化する方法【2025年版】

Hirokuma
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n8n × ChatGPT連携ガイド|AIで業務を自動化する方法【2025年版】

n8nとChatGPTを連携させると、AIの力を活用した業務自動化が簡単に実現できます。この記事では、設定方法から実践的な自動化ワークフローの作り方まで、初心者にもわかりやすくステップバイステップで解説します。

n8n × ChatGPT連携でできること

n8nとChatGPTを連携させると、これまで人間がやっていた「考える作業」まで自動化できるようになります。

連携で実現できる自動化の例

  • メールの自動要約・返信生成:受信メールを読み取り、要点を要約したり返信案を自動作成
  • 問い合わせの自動分類:顧客からの問い合わせを内容別に自動分類してSlackに通知
  • コンテンツの自動生成:RSSフィードから記事を取得し、要約やSNS投稿文を自動作成
  • チャットボットの構築:自社用のカスタムチャットボットを作成してWebに公開
  • 日報・議事録の自動作成:Slackの投稿や会議メモから自動でレポートを生成

単なる「作業の自動化」から、「思考を含む処理の自動化」へ。これがn8n × ChatGPT連携の真価です。

連携に必要な準備

n8nとChatGPTを連携するには、以下の準備が必要です。

必要なもの

  • n8nアカウント(Cloud版またはセルフホスト環境)
  • OpenAIアカウント
  • OpenAI APIキー

ChatGPTを外部サービスから利用するには、OpenAIの「API」を使います。普段ブラウザで使っているChatGPT(chat.openai.com)とは別の仕組みですが、同じOpenAIアカウントでAPIキーを取得できます。

n8nのアカウント作成がまだの方は、を参考にしてください。

ステップ1:OpenAI APIキーを取得する

まずはChatGPTを使うためのAPIキーを取得します。

1-1. OpenAI Platformにアクセス

https://platform.openai.com/

普段使っているChatGPTと同じアカウントでログインできます。

1-2. APIキーを作成

  1. 左メニューから「API keys」をクリック
  2. 「Create new secret key」をクリック
  3. 名前を入力(例:「n8n連携用」)
  4. 「Create secret key」をクリック

表示されたAPIキーを必ずコピーして保存してください。この画面を閉じると二度と確認できません。

1-3. 支払い設定(初回のみ)

API利用には料金が発生するため、クレジットカードの登録が必要です。初回は$5程度のクレジット購入で十分です。

左メニュー「Settings」→「Billing」から設定できます。

ステップ2:n8nでChatGPTを設定する

取得したAPIキーをn8nに登録します。

2-1. OpenAIノードを追加

  1. n8nで新しいワークフローを作成
  2. キャンバス上の「+」をクリック
  3. 検索ボックスに「OpenAI」と入力
  4. 「OpenAI」ノードを選択して追加

2-2. 認証情報を設定

  1. OpenAIノードの「Credential to connect with」をクリック
  2. 「Create new credential」を選択
  3. 「API Key」欄にコピーしたAPIキーを貼り付け
  4. 「Save」をクリック

「Connection tested successfully」と表示されれば設定完了です。この認証情報は、同じn8nアカウント内の他のワークフローでも使い回せます。

ステップ3:最初のワークフローを作ってみよう

設定が完了したら、実際にChatGPTを使ったワークフローを作ってみましょう。

ワークフロー①:テキストを要約させる

最もシンプルな例として、入力したテキストをChatGPTに要約させてみます。

構成

  1. Manual Trigger(手動実行)
  2. OpenAI(テキスト処理)

設定手順

  1. 「Manual Trigger」ノードを追加
  2. 「OpenAI」ノードを追加し、Manual Triggerと接続
  3. OpenAIノードを以下のように設定:
  • Resource:Message a Model
  • Model:gpt-4o-mini
  • Messages:

Role: User
Content: 以下のテキストを3文で要約してください。

(要約したいテキストをここに入力)
  1. 「Test step」をクリック
  2. Output欄にChatGPTからの要約が表示されます

ワークフロー②:メールを受信したらChatGPTで要約してSlack通知

実用的なワークフローとして、Gmailで特定のメールを受信したら、ChatGPTで要約してSlackに通知する仕組みを作ります。

構成

  1. Gmail Trigger(メール受信をきっかけに開始)
  2. OpenAI(メール内容を要約)
  3. Slack(要約結果を投稿)

Gmail Triggerの設定

  1. 「Gmail Trigger」ノードを追加
  2. Gmailアカウントと連携
  3. Trigger On:「New Email」を選択
  4. 必要に応じてLabel IDでフィルタ(例:特定ラベルのメールのみ)

OpenAIノードの設定

  • Resource:Message a Model
  • Model:gpt-4o-mini
  • Messages:

Role: System
Content: あなたはビジネスメールを簡潔に要約するアシスタントです。

Role: User
Content: 以下のメールを3行で要約し、必要なアクションがあれば提案してください。

件名:{{ $json.subject }}
差出人:{{ $json.from }}
本文:{{ $json.text }}

{{ $json.subject }}などは、前のノード(Gmail Trigger)から渡されるデータを参照する式です。実際に受信したメールの内容が自動的に挿入されます。

Slackノードの設定

  1. 「Slack」ノードを追加し、OpenAIノードと接続
  2. Slackワークスペースと連携
  3. 投稿先チャンネルを選択
  4. メッセージ内容:📧 新着メール要約n{{ $json.content }}

有効化

  1. 右上の「Save」で保存
  2. 「Active」をONにして自動実行を有効化

これで、対象のメールを受信するたびに自動で要約がSlackに投稿されます。

ステップ4:AIチャットボットを作成する

n8nの「AI Agent」ノードを使うと、会話の文脈を保持するチャットボットも簡単に作れます。

構成

  1. Chat Trigger(チャット入力を受け付け)
  2. AI Agent(ChatGPTで回答を生成)
  3. Window Buffer Memory(会話履歴を記憶)

設定手順

  1. 新しいワークフローを作成
  2. 「When chat message received」(Chat Trigger)を追加
  3. 「AI Agent」ノードを追加し、Chat Triggerと接続
  4. AI Agentの「Model」に「OpenAI Chat Model」を追加し、認証情報を設定
  5. モデルを選択(gpt-4o-miniなど)
  6. AI Agentの「Memory」に「Window Buffer Memory」を追加(オプション)

チャットボットの人格を設定

AI Agentノードの「System Message」で、ボットのキャラクターや動作ルールを設定できます。


あなたは株式会社〇〇のカスタマーサポートアシスタントです。
以下のルールに従って回答してください:

<ul>
<li>丁寧な言葉遣いで回答する</li>
<li>回答は簡潔に、3文以内で</li>
<li>わからないことは「担当者に確認します」と回答する</li>
<li>製品の価格については案内しない</li>
</ul>

テスト

キャンバス下部のチャット入力欄から会話をテストできます。

Webに公開(オプション)

Chat Triggerの設定から「Publicly Available」をONにすると、URLを共有してWebブラウザからアクセスできるようになります。公開時はAPI利用料が発生するため、使用しない時は必ず「Inactive」にしてください。

モデルの選び方と料金目安

ChatGPT(OpenAI API)で利用できる主なモデルと、選び方の目安です。

モデル 特徴 料金目安(100万トークン) おすすめ用途
gpt-4o-mini 高速・低コスト 入力$0.15 / 出力$0.60 日常的な自動化全般
gpt-4o 最新・高性能 入力$2.50 / 出力$10.00 複雑な分析、高品質な文章生成
gpt-4-turbo 長文対応 入力$10.00 / 出力$30.00 大量のテキスト処理

選び方のポイント

  • コスト優先:gpt-4o-mini(ほとんどの用途で十分)
  • 品質優先:gpt-4o(重要な文書の生成、複雑な判断)
  • 最初はgpt-4o-miniで試す:品質に問題があればgpt-4oに切り替え

日本語の場合、約400〜500文字で1,000トークン程度です。gpt-4o-miniなら1日100回の自動化を動かしても月数百円程度に収まります。

実践的な活用事例

n8n × ChatGPT連携で作れる実践的なワークフローをいくつか紹介します。

顧客問い合わせの自動対応

  • トリガー:メールまたはWebフォーム受信
  • 処理:ChatGPTで内容を分析し、カテゴリ分け(技術/請求/一般)
  • 出力:分類結果に応じて担当部署にSlack通知 + 自動返信メール送信

SNS投稿の自動作成

  • トリガー:ブログ記事の公開(RSS Trigger)
  • 処理:ChatGPTで記事を要約し、X(Twitter)向けの投稿文を生成
  • 出力:自動でSNSに投稿

日報の自動生成

  • トリガー:毎日定時(Schedule Trigger)
  • 処理:当日のSlack投稿やカレンダー予定を収集 → ChatGPTで日報形式に整形
  • 出力:メール送信またはNotionに保存

競合記事のモニタリング

  • トリガー:RSS Feed Trigger(競合サイトのRSS)
  • 処理:新着記事をChatGPTで要約・分析
  • 出力:Slackチャンネルに通知

トラブルシューティング

よくある問題と解決方法です。

「Invalid API Key」エラー

  • APIキーが正しくコピーされているか確認
  • 先頭・末尾に余分なスペースがないか確認
  • OpenAIダッシュボードでAPIキーが有効か確認

「Rate limit exceeded」エラー

短時間にリクエストを送りすぎています。

  • ワークフローにWaitノードを追加してリクエスト間隔を空ける
  • OpenAIの使用量ダッシュボードでレート制限を確認

「Insufficient quota」エラー

クレジット残高が不足しています。OpenAIダッシュボードの「Billing」からクレジットを追加してください。

回答が期待と違う・精度が低い

  • System Messageでより具体的な指示を与える
  • プロンプトに具体例を含める
  • モデルをgpt-4oに変更してみる

よくある質問

Q. ChatGPT Plus(有料プラン)に加入している必要がありますか?

A. いいえ、ChatGPT PlusとAPIは別のサービスです。n8nからChatGPTを使うにはAPIキーが必要で、APIの利用料は従量課金制です。ChatGPT Plus(月$20)に加入していなくてもAPIは使えます。

Q. API利用料はどのくらいかかりますか?

A. gpt-4o-miniを使った日常的な自動化(1日数十回程度)なら、月額数百円〜千円程度です。利用量はOpenAIダッシュボードでリアルタイムに確認できます。

Q. ChatGPT以外のAI(ClaudeやGemini)も使えますか?

A. はい、n8nはAnthropic(Claude)、Google(Gemini)、Ollama(ローカルLLM)など多くのAIサービスに対応しています。設定方法は同様で、各サービスのAPIキーを取得してn8nに登録します。

Q. 機密データをChatGPTに送っても大丈夫ですか?

A. OpenAI APIに送信したデータは、2024年3月以降、デフォルトでモデルのトレーニングに使用されません。ただし、機密性の高いデータを扱う場合は、社内ポリシーを確認し、必要に応じてn8nのセルフホスト版でデータを自社管理することも検討してください。

まとめ

n8nとChatGPTを連携させると、これまで人間がやっていた「読む・要約する・判断する・返信する」といった知的作業まで自動化できます。

この記事で学んだこと

  • OpenAI APIキーの取得方法
  • n8nでのChatGPT連携設定
  • メール要約、チャットボットなどの実践的なワークフロー
  • モデルの選び方と料金の目安

まずはgpt-4o-miniを使った簡単な要約ワークフローから始めて、徐々に複雑な自動化に挑戦してみてください。

n8nの基本的な使い方については、他の活用事例はも参考にしてください。