「内部リンクって何?」
「SEOに効果はあるの?」
「効果的な張り方を知りたい」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
結論からお伝えすると、内部リンクとは同じサイト内のページとページをつなぐリンクのことです。適切に設置することでクローラーの回遊を助け、ユーザー体験を向上させ、Googleにサイト構造を理解させる効果があります。SEOにおいて非常に重要な要素で、関連性の高いページにリンクを張ることが大原則です。
この記事では、内部リンクの定義から4つのメリット、効果的な張り方5つ、応用編まで、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 内部リンクとは何か
- 内部リンクを設置する4つのメリット
- SEOに効果的な内部リンクの張り方5つ
- サイト全体で効果的な内部リンクを設置する工夫5つ
- 内部リンクについての3つの注意点
内部リンクとは?
内部リンクとは、同じサイト内のページとページをつなぐリンクのことです。別の参考記事に遷移させたり、問い合わせページに送客したりする場合などに使われます。
「自サイト内」とは一般的には「同ドメイン内」を意味します。ただし、複数ドメインで1つのサイトを構築している場合など、実体に照らしたときドメインによる定義と矛盾する場合には実体が優先されます。
対義語は「外部リンク(external link)」で、自サイトから別のサイトに向けたリンクのことです。
内部リンクの種類
コンテクスチュアルリンク(文脈上のリンク)
コンテンツの文脈に沿って設置されているリンクです。
ナビゲーションリンク
ユーザーが別ページへ遷移するための案内です。グローバルナビゲーション、パンくずリスト、サイドバー、フッターなどがあります。
発リンクと被リンクの違い
- 発リンク:ページから発したリンク
- 被リンク:他ページから受けているリンク
被リンクと内部リンク、発リンクと外部リンクは別の概念なので混同しないように注意しましょう。
内部リンクを設置する4つのメリット
メリット1:クローラーが回遊しやすくなる
Googleはクローラーを使ってWebページのデータを収集しています。内部リンクの設置はクローラーの通り道を作ることであり、クローラーのデータ収集を手助けできます。
クローラーを手助けすることで、インデックスへのすばやい登録や更新がなされます。インデックスに登録されて初めて検索結果に表示可能となります。
メリット2:ユーザーもサイトを回遊しやすくなる
内部リンクを適切に設置することでUX(ユーザー体験)が向上し、クローラーだけでなくユーザーも回遊しやすくなります。
WebサイトのUXを測る重要な指標は「滞在時間」と「直帰率」です。Wikipediaは内部リンクによってすばらしいUXを生み出している好例です。
メリット3:Googleがサイトの構造を理解しやすくなる
Googleは「どのページからどのページへ内部リンクがされているか」を見てサイトを理解しています。
Googleのジョン・ミュラーは「あるページがサイト内で下層にあるのか上層にあるのか、URLのスラッシュの数だけではわからない。トップページやメインページから、どれだけ早くそのページに到達できるかが重要だ」と発言しています。
つまり、ディレクトリの階層より内部リンクを重視しているということです。トップページから内部リンクが設置されていれば、ディレクトリ構造にかかわらず「上層」と判断されます。
メリット4:Googleがページ同士の関連性を理解しやすくなる
内部リンクで結ばれたページ同士は、「同じカテゴリのトピックについて話していて関係がある」とGoogleが解釈します。
内部リンクによってサイトに関する情報をGoogleへ的確に伝えられれば、ニーズに合うユーザーの検索結果に表示されやすくなります。
適切な内部リンク設置はSEOに良い影響を与える
適切な内部リンク設置がSEOに良い影響を与える理由は以下の通りです。
- クローラーを助けると早くインデックスに登録されるため、新着コンテンツにおいてSEOで有利な状態を作れる
- Googleがサイトの構造やページ同士の関連性を理解しやすくなり、ニーズに合うユーザーの検索結果に表示されやすくなる
- 滞在時間が長くなり直帰率が下がることで、サイト全体のSEOに良い影響を与える
悪い内部リンクは逆効果
以下のような内部リンクは、Googleにとってもユーザーにとっても役に立たない「悪いリンク」です。
- メインコンテンツと関連性が低いページへのリンク
- リンクである(クリックできる)ことが伝わらないデザインのリンク
- 1ページ内に何度も出てくる同ページへのリンク
- 切れているリンク
- ユーザーの気持ちとは関係がないリンク(商品・サービスのLPへの唐突な誘導など)
Googleは関連性が高いページに張られたリンクを「良いリンク」と見なしています。
SEOに効果的な内部リンクの張り方5つ
張り方1:【大原則】関連性が高いページにリンクさせる
関連性が高いページにリンクさせることで、Googleに「リンク元のページと、リンク先のページは関連性が高いページですよ」と教えることができます。
「ユーザーのためになる関連したページ」にリンクを張るのが基本です。リンク先のページが「良質であること」は絶対条件です。
張り方2:URLではなくリンクテキスト(文字列)を設置する
文字列に設定したリンクは「リンクテキスト」「アンカーテキスト」と呼ばれます。
悪い例:セミナー詳細:http://www.sample.jp/seminor/
良い例:セミナー詳細:バズ部が11年間で積み上げてきたCVアップのポイント公開
張り方3:リンク先の内容が分かる文字列を設定する
「こちらのページ」ではなく「SEO対策ノウハウ50選」のように、リンクをクリックした後の内容を想像しやすい文字列を設定しましょう。
意識すべきことは以下の通りです。
- 同じアンカーテキストを使いまわさない(「こちらのページ」「詳しくはこちら」など)
- リンク先の内容が明確にわかるアンカーテキストにする
- プラグインによる自動リンク挿入は基本的に使わない
Zyppyの調査によると、アンカーテキストのバリエーションが多いほど、検索トラフィックが増えるという結果が出ています。
張り方4:画像にリンクを張る場合にはalt属性を設定する
画像に内部リンクを指定する際は、必ず「alt属性」を設定しましょう。
悪い例ではalt属性が空になっていますが、良い例では「バズ部式マーケティング広告費を1/10にして売上を倍増させる全手法」のようにリンク先の内容がわかるalt属性を設定しています。
張り方5:クリックされていない内部リンクは削除する
「ユーザーのためになっていない内部リンク=クリックされていない内部リンク」が無いかチェックして、見つかったら削除しましょう。
あるWebサイトでは、メインコンテンツの内部リンクのうち、クリック数の少ないリンクを機械的に削除しただけで、直帰率などに改善が見られました。
内部リンクのクリックは、タグマネージャーとGoogle Analyticsを組み合わせることで測定できます。
【応用編】サイト全体で効果的な内部リンクを設置する工夫5つ
工夫1:トピッククラスターでコンテンツを作る
トピッククラスターとは、HubSpotのマシュー・バービーが提唱したコンテンツ設計手法です。
- コアトピック:幅広い情報を網羅し、多くのユーザーに対してキャッチ力があり、高い成約率がある記事
- サブトピック:コアトピック分野のトピックを深掘りし、ニッチなニーズに応える記事
トピッククラスターの魅力は、「サイトが深い情報を持っていることを検索エンジンに知らせながら、秩序ある内部リンクで、コンバージョンの柱となるページを検索上位に押し上げられる」という点です。
工夫2:重要度の高いページにリンクを集める
内部リンクが集まっているページには自然とアクセスが集まります。クローラーも「このページはサイトにとって重要度が高いページなのだな」と理解できます。
コンバージョンに繋がりやすい記事など、重要度の高いページには優先的に内部リンクを集めましょう。
工夫3:ナビゲーションから重要なページにリンクを張る
ナビゲーション(グローバルメニュー、フッターメニュー、サイドカラムなど共通メニュー)から直接内部リンクできる状態にすることで、多くのアクセスを集められます。
工夫4:パンくずリストを設置する
パンくずリストを全てのコンテンツに適切に設置するだけで、記事から上位カテゴリに内部リンクが張られ、検索エンジンにサイトの構造を理解してもらいやすくなります。
工夫5:HTMLサイトマップを活用する
HTMLサイトマップとは、サイトの来訪者に見せるサイト全体の地図のようなものです。重要なカテゴリやページへの内部リンクをまとめて張っておけます。
内部リンクについての3つの注意点
注意点1:リンクジュースのことは忘れる
リンクジュースとは「リンク元ページからリンク先ページへ、検索エンジンの評価が渡される」という概念です。
しかし、Googleのジョン・ミュラーは2020年に「リンクジュースの知識はすべて忘れることだ。すべてが時代遅れ、間違っている、誤解を招く可能性が非常に高い。そうではなく、あなたのWebサイトのユーザーたちにとって、よくワークするサイトを構築してほしい」と発言しています。
注意点2:ユーザーのために内部リンクを設置する
リンクジュースを渡すことを目的にではなく、「ユーザーのためになる、ユーザーにとって必要な、ユーザーに役立つ内部リンク」ということだけを考えましょう。
どんな内部リンクがユーザーのためになるかを知るには、ユーザー理解から始める必要があります。
注意点3:ナビゲーションは自分で改造しない
ナビゲーションで重要なのは「ユーザーがここにあるだろうと思うところに案内がある」ことです。他サイトと共通する見慣れた様式であることに意味があります。
SEOに精通した作者が作ったWordPressテーマを利用するのが最善です。
よくある質問(FAQ)
Q. 内部リンクはSEOに効果がある?
A. はい、適切な内部リンク設置はSEOに良い影響を与えます。クローラーの回遊を助け、インデックス登録を早め、Googleにサイト構造を理解させる効果があります。
Q. 内部リンクは多いほど良い?
A. 量より質が重要です。関連性が高く、ユーザーのためになるリンクを設置することが大原則です。クリックされていない内部リンクは削除しましょう。
Q. リンクジュースを意識すべき?
A. Googleのジョン・ミュラーは「リンクジュースの知識はすべて忘れること」と発言しています。ユーザーのためになる内部リンクを設置することに集中しましょう。
Q. 内部リンクのクリック数は測定できる?
A. はい、タグマネージャーとGoogle Analyticsを組み合わせることで測定できます。クリック数の少ないリンクを削除することで直帰率の改善も期待できます。
まとめ:ユーザーのための内部リンクを設置しよう
この記事では、内部リンクの定義から効果的な張り方まで解説しました。
重要ポイント:
- 内部リンクは同じサイト内のページをつなぐリンク
- クローラーの回遊を助け、インデックス登録を早める
- ユーザー体験を向上させ、滞在時間と直帰率を改善
- Googleにサイト構造とページの関連性を理解させる
- 関連性が高いページにリンクを張ることが大原則
SEOに効果的な内部リンクの張り方5つ:
- 関連性が高いページにリンクさせる
- URLではなくリンクテキストを設置する
- リンク先の内容が分かる文字列を設定する
- 画像にリンクを張る場合にはalt属性を設定する
- クリックされていない内部リンクは削除する
次のステップ:
- サイト内の関連性の高いページを洗い出す
- アンカーテキストを具体的な内容に変更する
- クリックされていない内部リンクを調査して削除する
- トピッククラスターを意識したコンテンツ設計を行う
内部リンクはリンクジュースのためではなく、ユーザーのために設置するものです。ユーザー理解を深め、本当に役立つ内部リンクを設置していきましょう。

