「被リンクって何?」
「SEOにどんな効果がある?」
「良質な被リンクを増やす方法を知りたい」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
結論からお伝えすると、被リンクとは別のWebページからされたリンクのことで、バックリンクやインバウンドリンクとも呼ばれます。Googleは黎明期から被リンクの品質と数をWebページの評価に用いており、SEOにおいて非常に重要な要素です。ただし、被リンクの「数」だけでなく「質」が問われるため、高品質な被リンク獲得を目指すことが重要です。
この記事では、被リンクの定義からSEO効果、高品質な被リンクの条件、増やす方法まで、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 被リンクとは何か
- 被リンクがサイトに与える2つのSEO効果
- 被リンク施策のデメリット・注意点
- 高品質な被リンクの5つの条件
- 高品質な被リンクを増やす方法
- 低品質な被リンクの対処法
被リンクとは?
被リンクとは「別のWebページからされたリンク」のことです。バックリンク(backlink)やインバウンドリンク(inbound link)とも呼ばれます。
「被」とは「他から〜される」という意味なので、被リンクとは「他からリンクされる」という意味になります。
Googleは黎明期から「被リンク」の品質と数を、Webページの評価に用いてきました。そのため「被リンクはSEOに重要」といわれています。
関連用語との違い
- 発リンク(アウトバウンドリンク):別のページへしたリンク(被リンクの対義語)
- 外部リンク(エクスターナルリンク):外部サイトと自サイトの間のリンク
- 内部リンク(インターナルリンク):自サイト内のリンク
被リンクがサイトに与える2つのSEO効果
効果1:被リンクが多いサイトは重要なサイトと判断される
Googleの検索結果に表示される順位の決定には、被リンクが影響しています。
GoogleのはじまりはPageRankの開発にあり、「Webページの質を把握する最良の方法は、被リンクの数と質を分析することである」という考え方に基づいて設計されています。
効果2:質の高い被リンクを得ているサイトは評価が上がる
被リンクの「数」が多ければ良いわけではなく「質」が問われます。すべての被リンクが等しく評価されるのではありません。
被リンク数は少なくても、質の高い被リンクを得ているページのほうが高評価となることもあります。
SEO上位を目指すなら質の高い被リンク獲得を目指す
SEOで上位表示を目指すならば、質の高い被リンク獲得を目指すべきです。
被リンクは「本数が多ければ良い」というものではありません。「どのようなサイトからの被リンクなのか」「被リンクを受けているサイトの発リンクの数が多いか少ないか」によって、被リンクの価値も変わります。
基本方針:関連性が高くDR(ドメインの強さ)が高いサイトから被リンクを獲得することを目指しましょう。
目指すべき被リンクの本数:競合サイトとの相対評価になるので一概には言えません。競合サイトをベンチマークにして参考にしましょう。
被リンク施策のデメリット・注意点
注意点1:悪い被リンクはSEOに逆効果になることがある
被リンクには良いものと悪いものがあり、悪い被リンクを増やしてしまうと、SEOに悪い影響を与えてしまうことがあります。
お金を払ってリンクを貼ってもらう行為や、人気の掲示板に自社コンテンツへのリンクを意図的に書き込むなどの行為はやめましょう。
注意点2:無価値な被リンクは増やしても意味がない
高品質ではない「無価値な被リンク」をいくら増やしても意味がありません。無価値な被リンクを100個獲得するよりも、高品質な被リンクを1つ1つ獲得することに尽力すべきです。
注意点3:被リンクはSEO施策のほんの一部でしかない
Googleの検索順位を決める要素は200項目以上があるといわれており、被リンクはその中の一つに過ぎません。
現在のSEOにおいては、コンテンツそのものの質の高さやE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が重視される傾向にあります。
高品質な被リンクの5つの条件
条件1:E-E-A-Tが高いWebページからの被リンク
E-E-A-Tが高いページからの被リンクは、質が高いリンクと評価される可能性が高いです。
E-E-A-Tが高いサイトの例:
- 特定分野の専門メディア
- 特定分野の第一人者のブログ
- 有資格者の執筆記事
- 官公庁のサイト
条件2:アンカーテキストに重要キーワードを含む被リンク
アンカーテキストに重要キーワードを含んでいる被リンクのほうが、質が高いと評価されます。
Googleは、そのリンクがただ機械的に設置されたものか、Webページの文脈上必要があって設置されたものかをアンカーテキストから判断しています。
条件3:関連性が高いWebサイトからの被リンク
自サイトとまったく関連性のないカテゴリのWebサイトよりも、関連性のあるカテゴリのWebサイトのほうが質が高いと判断されます。
友人知人など交友関係をベースとする相互リンクよりも、”赤の他人の同業者”からリンクされたほうが効果的です。
条件4:過去にリンクされていないドメインからの被リンク
同じサイトから4回被リンクを受けるのと、4つの異なるサイトから4回被リンクを受けるのでは、後者のほうが質が高くなります。
さまざまなサイトから被リンクをもらえることが重要です。
条件5:nofollowではない被リンク
nofollowとは、リンク設定時にリンク先をクロールさせたくないと表明できるrel属性の値です。
高品質な被リンクの条件に当てはまるリンクをもらっても、nofollowの指定がついていると評価に貢献しにくくなります。
高品質な被リンクを増やす方法
大前提として、自分から働きかけなくても相手が自然にリンクを設置したくなるコンテンツを作ることが重要です。
方法1:【大原則】良質なコンテンツを作る
良いコンテンツ・質が高いコンテンツだからこそ、読者が「他の誰かにも共有したい」という気持ちが生まれ、リンクを張ってくれます。
良質なコンテンツの例:
- 読んだ人の生活に役立つ正しい知識やノウハウを提供するコンテンツ
- その人の人生にとってプラスになるコンテンツ
- 読者のニーズを満足させるようなコンテンツ
方法2:一次情報(どこにも無い情報)を含んだコンテンツを作る
一次情報とは、自分が最初に発信するオリジナルな情報のことです。他のどこにも存在しない情報です。
一次情報の例:
- 著者が行った調査や実験の結果のデータ
- 著者が直接体験をして得た情報
- 著者オリジナルの視点で考察された内容
- 自社のお客様の声や導入事例
一次情報は、そこにしか存在しない価値があるデータなので、自然と被リンクを獲得しやすいです。
「その情報へリンクしたいユーザーの選択肢は、自ページしかない状態」を戦略的に意図して作りましょう。
方法3:参考文献として引用されるコンテンツを作る
価値のある情報には利用価値があるので、かならず繰り返し活用されます。
引用されやすいコンテンツ:
- インフォグラフィックや図解を用いて、直感的に分かりやすいコンテンツ
- 他サイトよりも圧倒的に分かりやすくまとめられているコンテンツ
- 信頼性や権威性が高い著者が解説しているコンテンツ
「当該ページのリンクをしたうえで、引用は自由にしてください」という主旨が伝わるようにサイトポリシーを整備することも効果的です。
方法4:強い感情反応を誘発するコンテンツを作る
強い感情反応(爆笑、号泣、激怒、感動、衝撃、共感など)を誘発するコンテンツも被リンクを獲得しやすいです。
辞書のように無機質なコンテンツではなく、熱い思いをコンテンツに乗せてみましょう。
方法5:E-E-A-Tの高いコンテンツを作る
E-E-A-Tの各要素が被リンク獲得に与える影響は以下の通りです。
- Experience(経験):独自性が高く、そこにしかない情報があるため被リンクを得やすい
- Expertise(専門性):専門性が高いコンテンツの方が参考サイトとされやすい
- Authoritativeness(権威性):権威のある人物の発信は被リンクを多く獲得できる
- Trustworthiness(信頼性):信頼性が高いコンテンツは参考リンクとして適切と判断される
方法6:リンクされやすい仕組みを整える
シェアボタンやURLコピーボタンを記事の上部や下部に設置しましょう。
SNSでシェアされた場合はnofollowが付与されるため直接的なSEO効果はありませんが、サイテーション(言及)として間接的にSEOに良い影響があると考えられています。
気をつけるべき低品質な被リンク一覧
低品質な被リンク(リンクスパム)を受けてしまうと、SEOにマイナスの影響が出る危険性があります。
リンクスパムの例:
- ランキングを上げることを目的としたリンクの売買
- 過剰な相互リンクや相互リンクのみを目的としたパートナーページ
- 自動化されたプログラムを使用した自サイトへのリンク作成
- テキスト広告やテキストリンク(ランキングクレジットをブロックしないもの)
- 質の低いディレクトリやブックマークサイトのリンク
- ウィジェットに埋め込まれた非表示のリンクや低品質のリンク
- フッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク
- フォーラムでのコメントにおける作為的なリンク
場合によっては、Googleのガイドライン違反となり、手動ペナルティの対象になる可能性もあります。
サイトが獲得している被リンクの調べ方
調べ方1:Google Search Consoleを使う
Search Console管理画面の左側メニューで「リンク」をクリックすると、外部リンクおよび内部リンクの被リンクリストが表示されます。
調べ方2:被リンク分析ツールを使う
Ahrefs(エイチレフス)がおすすめです。被リンクに特化した優れたデータベースを保有しており、24時間ごとに約40億のWebページをクロールし、15分ごとに新しいインデックスを更新しています。
無料版の被リンクチェッカーも用意されています。
低品質な被リンクが発見されたときの対処法
対処法1:悪影響を確信しているなら「否認」
Googleの「サイトへのリンクを否認する」機能を使って否認が可能です。
- 定められた形式で否認したいリンクのリストをテキストファイルで準備
- リンクの否認ツールのページから否認リストをアップロード
対処法2:無理して否認する必然性はない
近年のGoogleは、悪意ある第三者の行為(スパム被リンクなど)によってWebサイトに悪影響が起きないよう取り組みを進めています。
Googleは否認ツールの積極的な使用を勧めていません。低品質なリンクが問題を引き起こしている確信があり、かつ余力があれば否認の作業を行いましょう。無理してまで行う必然性はありません。
心情的にはネガティブに感じるかもしれませんが、Googleが正しく解釈してくれると信用して放置で問題ありません。
よくある質問(FAQ)
Q. 被リンクはSEOに重要?
A. はい、非常に重要です。Googleは黎明期から被リンクの品質と数をWebページの評価に用いてきました。ただし、「数」だけでなく「質」が問われます。
Q. 被リンクを購入しても良い?
A. いいえ、リンクの売買はGoogleのガイドライン違反です。手動ペナルティの対象になる可能性があるため、絶対に避けてください。
Q. 被リンクは多いほど良い?
A. 「本数が多ければ良い」というものではありません。無価値な被リンクを100個獲得するよりも、高品質な被リンクを1つ獲得することに価値があります。
Q. 低品質な被リンクは必ず否認すべき?
A. 必ずしも否認する必要はありません。近年のGoogleは悪意ある被リンクによる悪影響を防ぐ取り組みを進めており、Googleが正しく解釈してくれると信用して放置で問題ないケースが多いです。
まとめ:良質なコンテンツで自然な被リンクを獲得しよう
この記事では、被リンクの定義から増やす方法まで解説しました。
重要ポイント:
- 被リンクは別のWebページからされたリンクのこと
- Googleは被リンクの品質と数をWebページの評価に用いている
- 被リンクの「数」だけでなく「質」が重要
- 悪い被リンクはSEOに逆効果になることがある
- 被リンクはSEO施策のほんの一部でしかない
高品質な被リンクの5つの条件:
- E-E-A-Tが高いWebページからの被リンク
- アンカーテキストに重要キーワードを含む被リンク
- 関連性が高いWebサイトからの被リンク
- 過去にリンクされていないドメインからの被リンク
- nofollowではない被リンク
次のステップ:
- Google Search Consoleで現在の被リンク状況を確認する
- 競合サイトの被リンク数をベンチマークにする
- 一次情報を含んだコンテンツを企画する
- シェアボタンやURLコピーボタンの設置を確認する
被リンクは200項目以上あるランキング要素の一つに過ぎませんが、依然としてSEOにおいて重要な要素です。テクニカルな方法で増やすのではなく、良質なコンテンツで自然な被リンクを獲得していきましょう。

